Homepage Matrix ファイル情報 ← 書式 ←

日付書式

ユーザー定義の日付/時刻書式(Format 関数)

ユーザー定義の日付/時刻書式(Format 関数) を作成するときに使用できる文字を次の表に示します
文字 説明
(:) 時刻の区切り記号。ロケールによっては、時刻の区切り記号を表すのに別の記号が使用されます。時刻の区切り記号は、時刻値を表すときに、時、分、および秒を区切ります。書式指定された出力で、実際に時刻の区切り記号として使用される記号は、アプリケーションの現在のカルチャ値によって決まります。
(/) 日付の区切り記号。ロケールによっては、日付の区切り記号を表すのに別の記号が使用されます。日付の区切り記号は、日付値を表すときに、年月日を区切ります。書式指定された出力で、実際に日付の区切り記号として使用される記号は、アプリケーションの現在のカルチャ値によって決まります。
(%) 後に続く文字には関係なく、次の文字を 1 文字書式指定として読み取る必要があることを示すために使用します。1 文字書式指定をユーザー定義の書式として読むことを示すためにも使用します。詳細については、以下の説明を参照してください。
d 先行するゼロを付けずに日付を表示します (たとえば、1)。ユーザー定義の数値書式でこれが唯一の文字である場合は、%d を使用します。
dd 先行するゼロを付けて日付を表示します (たとえば、01)。
ddd 曜日を短縮形で表示します (たとえば、Sun)。
dddd 曜日をそのまま表示します (たとえば、Sunday)。
M 先行するゼロを付けずに月を表示します (たとえば、1 月は 1)。ユーザー定義の数値書式でこれが唯一の文字である場合は、%M を使用します。
MM 先行するゼロを付けて月を表示します (たとえば、01/12/01)。
MMM 月を短縮形で表示します (たとえば、Jan)。
MMMM 月をそのまま表示します (たとえば、January)。
gg 時代/年号を示す文字列を表示します (たとえば、A.D.)。
h 先行するゼロを付けずに、時を 12 時間制で表示します (たとえば、1:15:15 PM)。ユーザー定義の数値書式でこれが唯一の文字である場合は、%h を使用します。
hh 先行するゼロを付けて、時を 12 時間制で表示します (たとえば、01:15:15 PM)。
H 先行するゼロを付けずに、時を 24 時間制で表示します (たとえば、1:15:15)。ユーザー定義の数値書式でこれが唯一の文字である場合は、%H を使用します。
HH 先行するゼロを付けて、時を 24 時間制で表示します (たとえば、01:15:15)。
m 先行するゼロを付けずに、分を表示します (たとえば、12:1:15)。ユーザー定義の数値書式でこれが唯一の文字である場合は、%m を使用します。
mm 先行するゼロを付けて、分を表示します (たとえば、12:01:15)。
s 先行するゼロを付けずに、秒を表示します (たとえば、12:15:5)。ユーザー定義の数値書式でこれが唯一の文字である場合は、%s を使用します。
ss 先行するゼロを付けて、秒を表示します (たとえば、12:15:05)。
f 秒の小数部を表示します。たとえば、ff は 100 分の 1 秒を表示し、ffff は 10,000 分の 1 秒を表示します。ユーザー定義の書式では f 記号を 7 つまで使用できます。ユーザー定義の数値書式でこれが唯一の文字である場合は、%f を使用します。
t 12 時間制を使用し、午前は大文字の A、午後 (11:59 P.M. まで) は大文字の P を表示します。ユーザー定義の数値書式でこれが唯一の文字である場合は、%t を使用します。
tt 12 時間制を使用し、午前は大文字の AM、午後 (11:59 P.M. まで) は大文字の PM を表示します。

24 時間制を使用するロケールの場合、何も表示されません。

y 先行するゼロを付けずに、年を 1 桁の値 (0 〜 9) で表示します。ユーザー定義の数値書式でこれが唯一の文字である場合は、%y を使用します。
yy 先行するゼロを付けずに、年を 2 桁の数値で表示します。
yyy 年を 4 桁の数値書式で表示します。
yyyy 年を 4 桁の数値書式で表示します。
z 標準時との時差を先頭にゼロのない数値として表示します (たとえば、-8)。ユーザー定義の数値書式でこれが唯一の文字である場合は、%z を使用します。
zz 標準時との時差を先頭にゼロのある数値として表示します (たとえば、-08)。
zzz 標準時との時差を完全な形で表示します (たとえば、-08:00)。

ユーザー定義の日付/時刻書式の例

December 7, 1958, 8:50 PM, 35 seconds を使ったユーザー定義の日付/時刻書式の例を次に示します。
形式 表示
M/d/yy 12/7/58
d-MMM 7-Dec
d-MMMM-yy 7-December-58
d MMMM 7 December
MMMM yy December 58
hh:mm tt 08:50 PM
h:mm:ss t 8:50:35 P
H:mm 20:50
H:mm:ss 20:50:35
M/d/yyyy H:mm 12/7/1958 20:50

定義済みの日付/時刻書式 (Format 関数)

定義済みの日付/時刻書式
書式名 説明
General Date、またはG 日付か時刻、または両方を表示します。たとえば、「3/12/2008 11:07:31 AM」と入力します。日付表示は、アプリケーションの現在のカルチャの値で決まります。
Long DateMedium Date、または D 現在のカルチャの長い日付書式に従って日付を表示します。たとえば、「Wednesday, March 12, 2008」と入力します。
Short Date または d 現在のカルチャの短い日付書式に従って日付を表示します。たとえば、3/12/2008 のように表示します。

d 文字は、ユーザー定義の日付書式で日付を表示します。

Long TimeMedium Time、または T 現在のカルチャの長い日付書式に従って、通常、時分秒を含む時刻を表示します。たとえば、11:07:31 AM のように表示します。
Short Time または t 現在のカルチャの短い時刻の形式に従って時刻を表示します。たとえば、11:07 AM のように表示します。

t 文字は、ユーザー定義の時刻書式でロケールの 12 時間制を使用する AM 値または PM 値を表示します。

f 現在のカルチャの書式に従って、長い日付と短い時刻を表示します。たとえば、Wednesday, March 12, 2008 11:07 AM のように表示します。
F 現在のカルチャの書式に従って、長い日付と長い時刻を表示します。たとえば、Wednesday, March 12, 2008 11:07:31 AM のように表示します。
g 現在のカルチャの書式に従って、短い日付と短い時刻を表示します。たとえば、3/12/2008 11:07 AM のように表示します。
M, m 月と日を表示します。たとえば、March 12 のように表示します。

M 文字は、ユーザー定義の日付書式で月を表示します。m 文字は、ユーザー定義の時刻書式で分を表示します。

R, r RFC1123Pattern プロパティに従って日付を書式設定します。たとえば、Wed, 12 Mar 2008 11:07:31 GMT のように書初期設定します。書式設定された日付では、日付と時刻の値は調整されません。Format 関数を呼び出す前に、日付と時刻の値を GMT に調整しておく必要があります。
s 日付と時刻を並べ替え可能なインデックスとして設定します。たとえば、2008-03-12T11:07:31 のように設定します。

s 文字は、ユーザー定義の時刻書式で秒を表示します。

u 日付と時刻を GMT 形式の並べ替え可能なインデックスとして設定します。たとえば、2008-03-12 11:07:31Z のように設定します。
U 日付と時刻を GMT 形式の長い日付と長い時刻で設定します。たとえば、Wednesday, March 12, 2008 6:07:31 PM のように設定します。
Y, y 日付を年と月として設定します。たとえば、March, 2008 のように設定します。

Y 文字および y 文字は、ユーザー定義の日付書式で年を表示します。

アプリケーションの現在のカルチャ情報については、Visual Basic においてカルチャが文字列に与える影響」を参照してください。